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及川子ども研究所みらい 代表 及川房子/著

石打澄枝/編

 

A5判・110ページ

2022年1月発行

(一般書店での取扱なし)

 

子どもによる自主学童といえる稀少な事例である「冒険クラブ」について、体系的に語った本。

冒険クラブの開設は、1982年。大阪府吹田市立古江台小学校にあった学童保育所「すずらん学級」の3年生の子どもたちが、卒所して4年生になったときに、自分たちで居場所を作ろうと走り出したのでした。そして指導員や父母を巻き込んで誕生した、彼ら・彼女らの居場所が「冒険クラブ」だったのです。世の中に、保護者が学童保育所を作ったという話はたくさんあれど、子どもが作ったという話は、聞いたことがありません。はたして、「冒険クラブ」はうまくいったのでしょうか…

 

「冒険クラブ」誕生のいきさつから、初期の運営体制、2年間の活動とやがて訪れる解散までの道のりが綴られます。「なぜ立ちあげられたか」「なぜ解散になったか」の分析もあり、学童保育の運営に必要なものは何なのか、という課題も照射されます。

学童保育で育つ子どもたちの実態に関心のある方にはご一読頂きたい内容です。

 

及川さん・石打さんの前著(2019年度前川財団助成研究「学童保育実践史料で再構成する地域ぐるみの育児・教育実践」報告書)に対する「読者感想文」が収載されています。

あつまれー僕らの居場所「冒険クラブ」 学童保育で育った少年少女の活動記録

¥1,000価格

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